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鳥居 みゆき(とりい みゆき、1981年3月18日[5] - )は、日本のお笑いタレント、女優、映像作家、小説家、絵本作家。2013年より劇団『東京ギロティン倶楽部』の看板女優としても活動[6]。秋田県生まれ、埼玉県育ち。S&D Studioに所属後、業務提携先のサンミュージックプロダクションへ移籍。
略歴[編集]姉の紹介でお笑い芸人として「S&D Studio」に所属した後[注 1]、サンミュージック所属となり、毎回『GETライブ』に出演するようになる[7]。
育ちは埼玉県のため、生まれ故郷の秋田弁は話せない[19]。
週刊誌『FRIDAY』が取材した、鳥居の小学校の同級生の母親より、「とてもキレイな子でしたね。親分肌というか、面倒見がいいというか、いつもジャージーを着て活発な子でした」という証言がある[20]。
中高生の頃は、真面目で物静かな文学少女で優等生タイプだった[19][20]。
14歳の時には、ヴェルナー・ヘルツォークの映画に衝撃を受ける。鳥居は「14歳の頃、知り合いの映画監督から勧められて観た『アギーレ/神の怒り』。初めて観た時はとにかく衝撃的でした。ポポル・ヴーが作るどこか悲しげな楽曲、描写の美しさや構図、どこか不自然だけど自然な感じ。主演のクラウス・キンスキーの演技。そのすべてに惹かれました。特に、クラウス・キンスキーが「自分は神の怒りだ」と言うシーンがあって、それは今でも強く印象に残っています。(中略)もちろん当時の私は芸能界に入るなんて、考えていなかった。でも、劇団に入りたいなーとか漠然と考えていて、きっと頭のどこかで表現者になりたいという思いがあったのかなぁ。」と書いている[21]。鳥居はピン芸人だが、「ラモンズスクイット」(ラブ守永との2人コント)、「平和宣言」(2人漫才)、「大型連休」(「飛石連休」の藤井ペイジとの2人漫才)、「ブ江ノスアイレス」(4人コント)、「鳥居ペイジ」(藤井ペイジとの2人コント)としてそれぞれ短期間活動したことがある。鳥居はお笑い芸人としてスタートしたが、なりたいのは表現者で、映画監督にナレーションと、挑んでみたいことは尽きないと語っている(朝日新聞・インタビュー記事)[22]。
そのコントは、
ネタを考える時には、部屋を暗くし、暗い曲をかけて嫌なことを思い出すなどテンションを下げる環境を作り[27]、練習は電車の連結部で行うこともある[28]。
視力が悪くコンタクトレンズ・眼鏡を使用[29]。
社交的ではなくモテないことを自称するが、『女王と呼ばれた女』の主演を務めた際には、この舞台の座長として役者たちをまとめるなど年長者としての働きも見せている[30]。
2017年10月に、東北・みやぎ復興マラソン2017に参加し、完走した。病気の友人に完走を約束していた鳥居はゴールの直後に号泣した[31]。
特技・嗜好[編集]取得資格は、情報処理1級、商業簿記2級、工業簿記1級、珠算準1級、ワープロ2級[32][33]、第一種普通自動車運転免許など。
特技としては、利きティッシュ、暗算が挙げられる。暗算は0.6秒間隔のフラッシュ暗算に成功したことがある[34]。また、お化けや傷や流血などの、特殊メークも特技として挙げられる[35]。
クレイアニメを作りたいと語っており[36]、日本テレビ『スター☆ドラフト会議』(2013年2月19日放送)で、自作のクレイアニメを披露した[37]。
得意な手料理はマッシュポテトとポトフ[38]。
文学は、一貫してファンであるという安部公房のほか、夢野久作、沼田まほかるの作品を愛読している[39]。鳥居の創作するコントは、安部公房が作品の原点だと本人は書いている[40]。
漫画は丸尾末広[41][42]、つげ義春[41]、杉浦茂[42]など、主にガロ系と呼ばれる漫画を愛読している。特に丸尾作品が好みで、子供の頃に『少女椿』を読んで衝撃を受けて以来、ファンになった[41]。ライブのチラシを丸尾に描いてもらったり、丸尾の画集にコメントを寄せたこともある[41]。また、楳図かずおの作品も多数持っている[42]。
音楽は中島みゆきのファンだが、直接会ったことはないと述べている[43]。
好きな男性のタイプは、鳥越俊太郎、舘ひろし、中村雅俊、水谷豊ら年上を好みとしてあげることが多い。好きな女優には、松たか子、鈴木砂羽、余貴美子を挙げている[44]。
好きなファッション・ブランドはヴィヴィアン・ウエストウッド[45]。
イチゴが嫌いである[46]。
子供の頃から、ずっと35歳で死ぬと思い込んでいた[47]。
家族[編集]既婚者である[29][48]。
友人関係[編集]バカリズムとはLINE友達である[49]。
出演および作品[編集]単独ライブ[編集]