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株式会社チュンソフトは、ニンテンドーゲームキューブ用オンライン対応RPG「ホームランド」を4月29日に発売する。価格はソフト単体版が5,800円、ブロードバンドアダプタ同梱版が6,800円。販売は同社の公式サイトでのオンライン販売限定となっている。
GC用「ホームランド」は、オンラインプレイに対応したRPG。プレーヤーは世界を守る「クエスター」として、テンシから渡された「マスコット」で変身し、異世界での冒険の旅に出ることになる。マスコットは冒険を繰り返すことで種類が増えていき、それぞれ異なる能力を持つ姿に変身できるようになる。
クエスターの冒険は、謎や事件を解決する「クエスト」が目的となる。クエストの内容はさまざまで、住人から話を聞くことでヒントが得られたり、新たなお願いをされたりすることもある。これらのクエストをこなしていくことでより大きな事件に迫っていくことになる。しかしストーリーは1本道ではなく、達成したクエストによって世界が変化していき、異なるストーリーが展開していくという。
戦闘は、フィールドにいる魔物と「バインド」(接触)することで発生する。自分と魔物が交互に攻撃しあうシンプルなシステムで、円形のメニューから行動を選ぶ。ただし戦闘中にも周囲の魔物にバインドされることがあり、複数の敵に囲まれてしまうこともある。この場合は、複数の敵と同時に戦闘することになる。
クエスターはワザを使って戦うが、ワザの種類はどのマスコットで変身したかによって異なる。強力な攻撃を繰り出すものだけでなく、回復や防御、高速移動できるものもある。また使用していないマスコットは仲間として連れ歩くことができ、それぞれが独自の判断でクエスターとともに戦う。
クエスターとしてオンラインでプレイする場合、他のクエスターと協力して冒険を楽しめる。クエストを協力で攻略したり、アイテムを交換したりといった一般的なオンラインゲームの遊び方はもちろん、同じサーバーに接続しているクエスターがチームに分かれてフィールドを奪い合う「陣取り編」や、協力して脱獄を目指す「脱獄編」など、ユニークな遊びも用意されている。
本作で最もユニークなポイントが、「手つなぎ」というシステム。シングルプレイ時は、仲間のマスコットと手を繋ぐことで、力やライフ、ワザが先頭のクエスターに集められる。オンラインプレイ時も効果は同様だが、他のクエスターと手つなぎができる。この最中は先頭のクエスターしか攻撃されないので、弱っている仲間を守って安全な場所まで移動するといったことも可能。また力尽きたクエスターを引っ張って町に連れて行き、宿屋で復活させることもできるなど、パーティプレイの要として機能する。
またクエスター同士で手つなぎすると、「手つなぎ帳」に相手の名前が登録される。登録されたクエスターとは離れていても会話ができるほか、相手のいる場所にワープできるという便利な機能も用意されている。